「The Americans」が届いた。
「The Americans」は、ロバート・フランクが 1955 年から 1956 年にアメリカを撮影した有名な写真集である。 
彼は、ライカカメラにイエナビオゴン 35mm の組み合わせを使ってアメリカ大陸を放浪していた。
スイス人のロバート・フランクがレンズを通して見たアメリカは、当時のアメリカ人が思っていたアメリカとは違っていたようだ。
50 年代といえばアメリカン・ドリームだが、彼が写したアメリカは貧富の格差、人種差別などのアメリカの醜い部分だった。
また、彼の写真はボケ、ブレ、グレイン、露出が暗かったりとあまり綺麗な写真はない。
しかし、彼の写真はとても力強く、見た人に強烈な印象を残す。
それは、ピントが合ってるかは重要ではないということを教えてくれる。
ボケ、ブレや影が写真を抽象的にし、その曖昧さが、写真に力強さを与えるのだろう。

You may also like